「わかろう」とするほど遠ざかる──カラダとの信頼関係、はじめの一歩

「良くなりたい」「変わりたい」
そう思って、いろいろ試してみたのに
なかなか思うように進まない…。

そんなとき、心のどこかで
「わかろうとしているのに、なぜうまくいかないんだろう?」
と感じること、ありませんか?

実は、そこにこそ大切なヒントがあるんです。

「わかっている動き」が原因だった?

私のレッスンでは、
カラダの感覚を“もう一度つなげ直す”サポートをしています。

多くの方が、長年の生活の中で自然と身につけてきた“自分の動き”を
「ちゃんとわかっている」と思っておられます。

でももし、不調や体型の崩れに悩まれていて、
その動きをずっと続けてきたのだとしたら…

その「わかっている動き」こそが、
いまのお悩みをつくっている可能性がある
のです。

「良い動き」は、まだ知らないもの

レッスンでお伝えしているのは、
これまであまり使ってこなかった、または忘れてしまっていた動き。

つまり、ご自身の中にまだ“認識されていない動きなんですね。

だからこそ、「わかろう」とがんばってしまうと、
つい、今までのクセある動き──“いつもの自分”に戻ってしまいやすいんです。

そうならないように、レッスンでは
その方のカラダのねじれやクセに合わせた
イメージトレーニング”を取り入れています。

イメージトレーニングで、カラダの扉をノックする

はじめのうちは、理屈よりも「感じる」ことを優先して
そのイメージを“淡々と繰り返す”ことに集中してみてください。

長くレッスンを受講されている方が、
初めての方にこうおっしゃっていたことがあります。

「わかろうとしたらダメよ」

これは、ご自身が実際に体験して気づいたことば。
「わかろう」とするほど、クセの中をぐるぐる回ってしまう──
その実感からくる、やさしいアドバイスです。

イメージで感じた「良い動き」のギャップ

実は先日、こんなことがありました。

股関節がうまく使えていなかった受講生に、

その方に合ったイメージトレーニングをお伝えし、そのあと歩いていただいたのですが──

歩いてすぐに、こんなふうにおっしゃったんです。

「ヤンキーが歩いてるみたいな感じがします〜^^;」と。

ご本人の感覚では、猫背で腰を落としてダラダラ歩いている“ヤンキーの動き”に近いように感じたのだそうです。

でも実際には、姿勢もきれいでスムーズな歩き方をされていたんですよ。

これは、「良い動き」が“これまでの自分の感覚”とどれだけ違うかを物語っている例です。

今までの「正しさ」や「わかっている感覚」で歩こうとしたら──

この方が“ヤンキー”と感じた歩き方を、自ら選ぶことは絶対にないはずです。

でもカラダは、「わかっている」よりも「感じている」ことに正直です。

だからこそ、最初は少しヘンに思えるくらいでちょうどいいのです。

「できない」は、悪いことじゃない

ある受講生が、こんな言葉をくださったことがあります。

ノリコ先生は、私ができなくても否定的なことを言わないから、安心できます

私にとって、とても嬉しいご感想でした。

なぜなら、“できないこと”は悪いことじゃないからです。

それは、「まだ知らない動きを試している証」。
最初から上手くいかなくて、ぜんぜん大丈夫なんです。

「どうすればできるようになるかな?」
その問いの答えを、一緒に見つけていくのが私のレッスンです。

「わからない」ままでも、大丈夫

「わからなかったらどうしよう」
「できなかったらどうしよう」
そんな不安を抱えておられる方も多いです。

でもね、大丈夫。

カラダはすぐに結果が出なくても、ちゃんと反応しています。
少しずつ、でも確実に変化をはじめています。

正解を出そうと焦るよりも、
わからないまま感じてみる”ことに、ぜひ許可を出してあげてください。

あなたのカラダには、
頭で理解しなくても「感じて、覚えて、変わっていく力」があるんです。

おわりに

わからない自分を責めなくていい。
できないことを、ジャッジしなくていい。

わかろうとしない勇気から、
新しいカラダとのつながりが始まっていきます。

安心して、一歩一歩進んでいきましょうね。
あなたのカラダは、いつだってあなたの味方ですから。


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