妊娠中の便秘がするっと解消|体の空間を広げることで、体は本来のめぐりを取り戻す

妊娠中の便秘に悩まれている方は、とても多いですね。
薬や食事だけでは解消しにくく、苦しい思いをされている方も少なくありません。
今回ご紹介するMさんも、妊娠中の便秘と体の重さを感じていたお一人です。
レッスンを通して体のねじれを整え、呼吸の通る空間を取り戻すことで、驚くほどスムーズな変化を体感されました。
体の空間が広がると、腸や内臓の位置・血流・神経の通り道が整い、結果的に、体が「めぐる」ようになるのです。
そしてその体づくりは、妊娠中だけでなく、「妊娠しやすい体づくり」にも深くつながっています。
妊娠中の便秘は、体の“ねじれ”と空間の狭さから起こる
妊娠中はホルモンの影響で腸の動きがゆるやかになりますが、実はそれ以上に影響しているのが「姿勢」と「体のねじれ」です。

Mさんは足が外側に傾く“回外足”で、足首から骨盤までねじれが強く、お腹まわりの空間がぎゅっと詰まった状態でした。

この状態では腸や内臓が圧迫され、腸のぜん動が起こりにくくなってしまいます。

レッスンでは、足元からねじれを解き、背骨から骨盤のラインに“空気が通るような軽さ”を取り戻していきました。
ねじれが解けると、お腹に“呼吸できる空間”が生まれる
横隔膜の下にある腹腔には、妊娠中でなくても臓器がぎっしりと詰まっています。

背骨や肋骨がねじれたままだと、呼吸は浅くなり、横隔膜の動きも制限されます。
その結果、内臓が下がり、腸が圧迫され、血流や神経の流れが滞ってしまうのです。
妊娠中だとなおさらです。

でも、ねじれを整え、体の空間が広がると──
呼吸が深まり、内臓がふわっと上がり、腸の動きもスムーズになります。
Mさんの便秘も、「お腹に風が通るような感覚」とともに解消していきました。
“テーピング”は、体が正しい位置を思い出すためのサポート
出産を控えていたMさんには、レッスンを一旦終了する前に、足首のテーピングをお伝えしました。

ただし、テーピングは「貼れば整う」ものではありません。
体が正しい位置を思い出す“きっかけ”としての補助ツールです。
レッスンでは、ねじれを自力で解く感覚を育てていくことが基本。
体の内側から支えられるようになると、外からの補助がいらなくなるのです。

Mさんの声
「起床時のだるさや体のガチガチが抜けました」
「妊娠中の眠気はあるけれど、不調はなく元気に過ごせています」
「足首のテーピングで骨盤が整ったのか、便の量がすごいです!」
Mさんは、レッスン最終日から数日間で便秘が一気に解消。
「寝る前までに4回も出ました💩」と、笑いながら報告してくださいました。
妊娠中であっても、体が正しい方向へ整えば、腸が自分の力で動き出す──
体はそれほどまでに“正直”なのです。
Mさんから頂いたメッセージ全文をご紹介します。

おはようございます。
最後のパーソナルから1ヶ月近く経ってしまいました。
入学入園準備に追われ、落ち着いたら次々と子供たちが風邪をひいて、魂抜けていました。
まずは、1年間ありがとうございました。
うまくケアができなくて凹んだり、小さい子を抱えてのレッスンで邪魔をされたりしましたが楽しくてレッスンができました。
この1年間、真剣に自分の体と向き合えたと感じています。
特に嬉しいのが、起床時に辛かっただるさや体のガチガチが抜けました。
朝から体がだるいと一日中イライラしたり、気分が出なくて不快でした。
そして、レッスンのたびに筋肉のつながりを教えて頂き、体の使い方が少しずつ変わってきたと思います。
こんなに体が捩れて歪んでいたのだと、改めてびっくり笑
そりゃあ、疲れが取れないし、凝るよな~とつくづく感じます。
長い間ついた癖はなかなか抜けないですが…気づいたら直すように心がけています。
現在、妊娠7ヶ月に入り、妊娠特有の眠気みたいなものはありますが、特に不調もなく元気に過ごせるのはユルクのお陰かなと思います。
(❷へ続く)

あと、最後のレッスンで教えていただいた足首のテーピングがすごいです!
歩きやすいのと、テーピングで骨盤が整ってきたのでしょうか、便の量がすごいです。
教えていただいた日はレッスンの後、寝る前まで4回くらいでました。
妊娠中は便秘に悩む人が多い中、そんなこともなくすごいでます。
こんなに食べたっけ?っていうくらい出るので、溜まってたのが出たのでしょうか?
その場その場でオーダーメイドでケアを考えてくださるので、先生には感謝しかありません。
今はできないケアも出てきましたが、お産に向けて、特に癖の強い巻き肩は妊娠中でもできるケアなので、こまめにやりたいなと思います。
出産も3回目なので、出産時と産後でどう違うのか楽しみです。
本当はパーソナルを続けたかったのですが、産後しばらくは時間も取れそうにないので、一年で終わりますが、またお願いすることもあるかもしれません。
まずは、産後にご連絡いたします!
長文メールになってしまいましたが、本当にありがとうございました!
体の空間を広げることは、妊娠しやすい体づくりにもつながる
背骨がねじれ、体の空間が狭いと、呼吸が浅くなり、内臓が圧迫されて酸素や栄養が届きにくくなります。
これは便秘だけでなく、妊娠しにくさや冷えにも関係しています。
ここで、 キャッチアップ障害についてお話しします。

本来、排卵された卵子は 卵管采と呼ばれる器官に取り上げられて 卵管へと送り出されるのですが、
卵管采が何らかの理由でうまく機能せず、卵子を卵管に送り出すことができなくなった状態を、キャッチアップ障害と言い、原因不明の不妊の大半を占めるそうです。

前述した通り、反り腰や背骨のねじれがあると カラダの空間が狭くなるため、内臓がおしくらまんじゅう状態であるから 卵管采がうまく機能しないのではないの? と、私は思っています。
実際に、これまで6名の方が、パーソナルレッスン中に自然妊娠されました。
その中には、不妊で悩まれていた方もいらっしゃいます。
姿勢と呼吸が整い、体の中に“ゆとり”ができると、卵管采などの微細な器官も自然に機能しやすくなるのだろうと想像できます。
体の空間を広げることは、「めぐる体=妊娠しやすい体」をつくることでもあります。
体がラクに呼吸できることが、すべての始まり

妊娠中の便秘解消も、妊娠しやすい体づくりも、どちらも特別なことをするよりも、
大切なのは、ねじれを解いて、体の中に“空間”をつくることだと、私は考えます。
空間が広がると、体は自然に動き、血液・酸素・栄養がめぐり出します。
便秘が解消し、呼吸が深まり、そして命を育む力が自然に働き出す──
それが「体が整う」ということではないでしょうか。
この記事の投稿から約2年後に、Mさんはパーソナルレッスンを再び受講されることになりました。
その後のお話しはこちらです。


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