太ももの外側の痛みの原因はニーイン・トゥーアウト
太ももの外側の痛みの原因
太ももの外側が痛い
太ももの外側の痛みと、首の痛み・手のこわばりに悩んでおられたパーソナルレッスン1年コース（パーソナル・コンプリートコース）を終了されたKさんのお話です。
Kさんは、パーソナルレッスンをスタートされる前に、3ステップ講座（現在のトータルバランス姿勢・歩き方講座）を受講され、姿勢や歩き方について学ばれましたが、疲れが溜まり姿勢を意識できない時、右の太ももの外側が痛くなるとおっしゃっていました。
また、左足の外反母趾の痛みが歩き方に気を付けることで出なくなってきたものの、踏みしめる力が弱いと感じておられました。
太ももの外側が痛い原因
足裏アーチの低下
Kさんのお体の状態をお話を伺いながら確認させて頂くと、Kさんは踵の骨が体の内側に倒れる回内足気味で足裏アーチの低下がみられました。
お悩みの一つの外反母趾も、足裏アーチの低下で足の指が使いづらい状態で歩いておられたからだと思われます。
また、Kさんは踵の骨の倒れ方に左右差があったため、体を左方向にひねる立ち方・座り方・歩き方をされていました。
そうした絶えずひねりを加える日常動作によって、脚だけではなく頭部にも腕にも歪みがあり、それがお悩みだった首の痛みや手のこわばりの原因にもなっていました。
ニーイン・トゥーアウト
画像は、足裏アーチが低下している方によく見られる足運びです。
このような動きを「ニーイン・トゥーアウト」と呼びます。
ニー（knee）イン（in）・トゥー（toe）アウト（out）・・・すなわち、膝が体の内側に入り、つま先は外側にある状態です。
Kさんもこの動きをされていました。
こうした足運びでは脚の筋肉がうまく使えないため、踏みしめる力が弱いと感じておられたのでしょう。
太ももの筋肉
画像は、太ももの前にある筋肉です。
大腿四頭筋（大腿直筋・内側広筋・中間広筋・外側広筋）、大腿筋膜張筋、縫工筋があります。
前述のニーイン・トゥーアウトは、前にある筋肉を内側に持ってくる動きのため、そのまま膝を伸ばすと鼠径部をつまらせてしまいます。
そうして立ったり歩いたりすることで圧迫を受け続ける神経があります。
それは、腰椎から太ももの前面外側に渡る感覚神経である、大腿外側皮神経(だいたいがいそくひしんけい)です。
※外側大腿皮神経とも呼ぶそうです。
この神経は、骨盤の前面外側にある上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)という突起と恥骨結節とをつなぐ鼠経靭帯(そけいじんたい)と、太もも前面の縫工筋とのすき間を通っており、そのすき間が狭くなり圧迫を受けると、太ももの前外側にしびれや痛みなどの神経障害を起こしてしまうそうです。
過去記事で座骨神経痛について書きましたが、大腿外側皮神経痛という疾患名も存在するようです。
このように、脚がねじれる動作は、様々な不調を生んでしまうのです。
座骨神経痛についての記事は以下です。
脚はねじれると、大転子が張り出すなど形も悪くなってしまいます。
脚(leg)・足(foot)のねじれ
これは、4回目のパーソナルレッスン前後のKさんの脚の写真です。
Kさんは、写真のように脚・足のねじれを取りつつ、少しずつ姿勢と歩き方を感覚から見直していかれ、太ももの外側の痛みが出ることが無くなりました。
Kさんから頂いた1年間のレッスンのご感想
パーソナルレッスンの感想
一年間のレッスンでは、毎回驚きの連続でした。
ZOOMで受講できるので、スケジュールを合わせやすくて助かりました。
その時々で痛む箇所が変化しましたが、毎月のレッスンで次々と解消する方法をノリコ先生に教えていただき、安心感のある一年を送れました。
習得の遅い私には、レッスンを動画で見れる事でとても助かりました。
歩き方が変わり、日常の姿勢と動作が変わり、痛みが減り、今後の人生が変わったとも言えます。
受講動機を書きながら、痛かった箇所を思い出して、受講出来て、YURUKUに出会えて本当に良かったと思います。
（受講動機：首の痛み、腿の外側の痛みが辛くて受講しました。時々朝に手がこわばる事も気になっていました。長い目で見ると、対処療法ではなく根本的に改善したくて受講しました。）
ノリコ先生から体が整うと気持ちも整うことも伝わってきました。
もっと美しく健康な姿勢を目指して、また余裕ができたら受講したいです。
いつも温かく的確なレッスンをありがとうございました！
Kさんは、少しでもお体に変化があると、とても嬉しそうにされていたのが印象的でした。
実は、少しの変化でも喜ぶことは、お体をより良くするコツなのです。
これからも、喜びの中で体作りを続けていただけると良いなと思います。
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