膝がポキポキ鳴る・肘がポキポキ鳴る・足首がパキパキ鳴る

膝がポキポキ鳴る原理

を曲げた時にポキポキ鳴る、を曲げ伸ばしした時にポキポキ鳴る、歩いた時に足首パキパキ鳴る。 

このように、関節で音が鳴るという方はおられませんか?

関節はこちらの図のようになっています。 
 
膝であれば大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)、肘であれば上腕骨(二の腕の骨)と前腕(肘から手首までの骨)、足首ならば脛骨(すねの骨)と距骨(きょこつ)に置き換えてみてください。 

骨と骨の間には、軟骨関節液があります。 
軟骨は、関節の動きをスムーズにしたり外部からの衝撃から守る役割をし、関節液は、軟骨を摩擦が起きないように保護する役割をしています。 

関節を動かした時にポキポキ・パキパキ鳴るのは、関節液の圧力の急激な変化により空洞ができ、この空洞の中の気泡がはじける音だと言われています。 

圧力の急激な変化の理由として急に動くこととありますが、ゆっくり動いてもポキポキ鳴る人がいます。
なので私は、関節液のある空間の形状がねじれによりいびつになっているから、圧のかかり方が異なってしまうのでは?と思っています。 

この画像は膝関節のレントゲン写真です。(フリー画像より)

膝を曲げるといつもポキポキ鳴る人は、変形性膝関節症の発症リスクが鳴らない人の3倍時々ポキポキ鳴る人は、発症リスクが鳴らない人の1.5倍だという研究結果が海外で発表されているそうです。 
 
変形性膝関節症とは、膝の軟骨がすり減り、大腿骨と脛骨がぶつかり合い膝関節が変形する疾患です。 
こちらのレントゲン写真も大腿骨と脛骨がぶつかり合っていることが分かります。
 
この事実に関しても、ポキポキ・パキパキ鳴るのと同じで、関節液のある空間の形状がねじれによりいびつになっているから、骨と骨が近くなってしまっている箇所の軟骨がすり減るのでは?と私は思っています。

ポキポキ鳴る原因は”ねじれ”

この写真は、私が30歳の頃のもの。
40歳で体改革をする前の私は、膝を曲げると必ずポキポキ鳴っていました。 
 
子供の頃から膝が鳴るのは当たり前で、体育の授業で屈伸運動をするといつもポキポキ鳴っていました。 
その頃は、"みんな鳴るものだ"とさえ思っていました。 
 
部活で体をよく動かしていた時も、相変わらず屈伸運動をすると膝がポキポキ鳴っていましたし、20代~30代でスポーツジムに週3回通い筋トレを頑張っていた時も、膝を曲げるたびにポキポキ鳴っていました。 
 
ですが、機能的な美脚を目指し、股関節・膝関節・足関節ができるだけねじれない姿勢と歩き方を身につけていった40歳からは鳴らなくなりました。 

私Norikoの体の変化についてはプロフィールをご覧ください。

30歳の頃の写真の膝周辺を見ると、脚がねじれていたことがとても良く分かります。 
膝は正面を向いているのに、つま先は外に向いていて、明らかに膝関節でねじれていたのです。

このような脚だとどうなるのかというと、無意識のうちに股関節を内旋させて膝を内側に向け、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(スネノの骨)の方向が異なったまま屈伸してしまうのです。 

膝の屈伸は、椅子に座る・椅子から立ち上がる・床にしゃがむ・床から立ち上がる・歩くというように、日常のあらゆる場面で行う動作です。

以前の私は、それらの動作をするたびに、この画像の矢印の方向に膝関節でねじっていたということです。

関節でねじれてしまうのは年齢も筋力も関係なく、ねじれたままで屈伸していることに気づかず、その動きがニュートラルな状態だと、感覚的に勘違いしているからです。

こうした実体験があるため、ポキポキ・パキパキ鳴るのも軟骨がすり減るのも、痛みが出るのも、ねじれを作ってしまう動作をしていることに気づかずに、日々過ごしていることが原因だと考えるのです。 

カラダからのサイン

膝であれ肘であれ足首であれ、関節がポキポキ・パキパキ鳴っている方、それは関節でねじれているという体からのサインです。 
そうした体からのサインを放置せず、ねじれを解消し、軟骨がすり減り痛みが生じるようなことが起きないようにお体を守ってください。 

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筋肉をゆるめることと根本原因についての大切な記事を書いていますので、そちらもお読みください。

過去記事に脚のねじれについてと解消法を記載していますのでご参考になさってください。

正しい姿勢と正しい歩き方についての考え方はこちらです。

ねじれについてじっくり学びたい方はこちら

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