「20年かかるんですね」と言われて、違うと思ったこと
「先生は20年かけておられるのですから」
あるパーソナルレッスンの受講生の方が
以前書いた記事
▶【「前は分からなかったのに」──3年目の受講生に起きた、静かな変化】
を読んでくださっていました。
その記事に書かれていた、
リアル講座に参加された方々から、
「ノリコ先生の脚、割っていない割り箸みたいですね」
と言われたエピソードについて触れられ、
「先生は20年かけておられるのですから、私はまだまだかかりますね」
と、おっしゃったのです。
でも私は、その言葉に少し違和感がありました。
なぜなら私は、
「20年かけよう」と思って体改革をしてきたわけではないからです。
20年かけないと変われない、ではありません
私の体改革は、23年前に始まりました。
でも、
「20年後にこうなりたい」
なんて考えていたわけではありません。
もしそんな、
気が遠くなるような目標だったら、
私はとっくにやめていたと思います。
そうではなく、
- 体が楽になる
- 動きやすくなる
- 呼吸がしやすくなる
- 歩くのが軽くなる
そんな小さな変化が嬉しくて、
「次はどう変わるんだろう?」
と、自分の体への興味が深まっていったのです。
私は、ストイックだから続いたわけではありません
私は、
ストイックな人というイメージを持たれがちです。
でも実は、
「体のために頑張る」
という感覚のものは、
昔からあまり好きではありませんでした。
体を動かすことは好きです。
楽しいと思えることなら、
夢中になってやります。
過去には
美容や健康のためのトレーニングを
色々やりました。
やるとなったら、
結構頑張れてしまいます。
でも、
楽しいとは思えず、
どこかで
「もうやめたいな」
と思ってしまうのです。
だからこそ、
「日常動作をより良くしていくと体が変わる」
と実感した時、
「これなら一生、自然に続けられる!」
と思いました。
「大したことしていないのに変わる」
以前、他のパーソナル受講生の方に、
「大したことしていないのに、体が変わっていくのが不思議ですね」
と言われたことがあります。
「大したことしていない」というのは、
「努力した感覚はないのに」
という意味です。
実は、
私自身も同じ感覚なのです。
20年以上続けていますが、
「努力してきた」
という感覚は全くありません。
もし、
ストイックに努力し続けないと維持できない体づくりだったら、
60代になった今も、
指導者として続けたいとは思わなかったでしょう。
その積み重ねが楽しくて、
気づけば20年以上経っていました。
私が伝えたいのは「20年必要」ということではありません
私の体で示している、
20年以上続けた結果は、
「20年かけないとダメ」
という話ではありません。
そうではなく、
「20年経っても、体は進化し続ける」
ということです。
しかも私は、
10年前より今の方が、
さらに体のバランスが良くなっています。
つまり、
ある時点で“完成”したわけではないのです。
体に「完成形」なんてあるのでしょうか?
私は、ゴールを意味する
「完成」という言葉そのものに、
違和感を感じています。
自然が創った体に、
完全体なんてあるのでしょうか?
年齢によっても、
環境によっても、
体は変化します。
だから、
止まった完成形を目指すより、
「今の自分の体が、どうすれば喜ぶのか」
を感じながら過ごす方が、
自然なのではないかと思うのです。
お花も同じです

お花も、
- 日光が強すぎる
- 水を与えすぎる
- 逆に足りない
そんなふうに、
その花に合わないことをすると、
葉が変色したり、
元気がなくなったり、
枯れてしまうことがあります。
でも、
その花が喜ぶ環境になると、
生き生きと花を咲かせます。
しかも、
「これが完成形の花」
なんてありません。
同じ種類でも、
咲き方は全部違います。
それなのに、
「これが正しい咲き方です」
と決める人はいません。
それでも私たちは、
生き生きとしている花を見ると、
自然に「綺麗だな」と感じます。
しおれていないこと。
生き生きしていること。
それは、
数値で測れるものではなく、
見る人が受け取る印象です。
人の体も、
同じなのではないでしょうか。
体をコントロールするのではなく、体の声を聞く
私は、
体を思い通りにコントロールしようとして、
変わったわけではありません。
「体がどう動けば楽なのか」
「どんな動きをすると喜ぶのか」
そんなふうに、
体の声を聞きながら過ごしていたら、
スタイルアップというご褒美をもらえたのです。
そして、
その変化が嬉しくて、
さらに体を大切にするようになったら、
また変わっていきました。
一日中「良い姿勢」でいるわけではありません

以前、
こんなことを聞かれたことがあります。
「ノリコ先生は、一日中良い姿勢でいるのですか?」
「背もたれにもたれたりしないのですか?」
もちろん、
家でくつろいでいる時は、
普通に背もたれにもたれます 笑
くつろぎタイムに、
背もたれも使わず、
ずっと背筋を伸ばしている人が隣にいたら、
こちらが落ち着きませんよね。
電車や飛行機でも、
隣の人がシャキーン!と座っていたら、
ちょっと驚くと思うのです。
でも、
良いバランスを感覚で理解していたら、
くつろぐ時に背もたれを使ったからといって、
体が崩れてしまうわけではありません。
普通に生活できることが、
最高なのです。
自分史上最高は、更新され続ける
私にとって体づくりは、
「完成を目指すこと」
ではありません。
自分史上最高を、
更新し続けていくことです。
しかもそれは、
苦しい努力ではなく、
「まだこんな変化があるんだ」
という発見の連続です。
ミラクルは、自分で起こしたら良いんです
古くなっても、
故障しても、
交換できない体で、
私たちは一生を過ごします。
これから、
100歳まで生きる人は、
もっと増えていくでしょう。
だからこそ、
体を無理にコントロールするのではなく、
「どうすれば、この体が生き生きするのか」
を知っていくことが、
大切なのだと思っています。
そして私は今も、
自分の体の変化を楽しんでいます。
ミラクルは、
自分で起こしたら良いんです^ ^
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