えっ?!これが真ん中ですか?から始まった変化──側弯症と向き合った高校生の6か月

お母様が見つけてくださったご縁
YさんがYURUKUを見つけてくださったのは、お母様だと伺っています。
これまで直接お会いしたことはありませんが、
お子さんの体のことを思い、さまざまな方法を探しておられたのだろうと感じています。
半年前は、「側弯症」で検索しても、YURUKUは簡単には見つからなかったはずです。
その中で見つけてくださったことに、深いご縁を感じています。
そして、見つけてくださったのはお母様でしたが、
レッスンは最初からYさんお一人で受講されました。
体の変化は、誰かが代わりに感じたり、代わりに整えたりすることはできません。
だからこそ私は、
ご本人が自分の体と向き合う時間を大切にしています。
Yさんは、レッスンの中で感じたことや気づいたことをたくさん話してくださり、
その積み重ねが今回の変化につながっていったように感じています。
「変わりたい」というご本人の意思
YURUKUでは、お子さんのレッスンにおいて、
ご本人に「変わりたい」という気持ちがあることを何より大切にしています。
周りがどれだけ心配しても、
ご本人の意思が伴わなければ、体は変わっていきません。
その点、Yさんは最初から
「変わりたい」という思いをしっかり持って受講を決めてくださいました。
受講前の体の状態
受講前のYさんは、
・肩こり
・みぞおちの奥、背骨周辺の痛み
・右脚の違和感と、ふくらはぎの疲れやすさ
といった不調を抱えておられました。
また、左右のウエストのくびれにも差があり、
外から見ても側弯が分かる状態でした。
これまで、体の状態によって
本当はやりたかったことを諦めた経験もあったと伺っています。
ねじれは、全身の動きのつながりとして現れていた
体の状態を見ていくと、
背骨のねじれは、
肩甲骨・肩・肘の関節の動きの左右差、
さらに股関節・膝・足首の動きの左右差ともつながっていました。
そこで、Yさんの体に合った動きを一つひとつ丁寧に練習していただきました。
難しいことではなく、
ご自身の体の感覚を取り戻していくためのシンプルな動きです。
「これが真ん中?」という驚き
その中で取り組んだのが、
“体の中心”を理解するための体勢です。
初めてその体勢を取ったとき、Yさんは
「えっ?!これが真ん中ですか?!」
と、驚きの声をあげられました。
本来の中心であるにも関わらず、そう感じられない。
それほどまでに、これまでの感覚と実際の体の位置にはズレがあったのです。
感覚と実際のズレに気づいた瞬間

そこで一度、
ご自身が「これが真ん中」と思う立ち方をしていただきました。
その姿を写真で確認すると、
はっきりと分かる歪みがありました。
感覚では真っ直ぐでも、体はそうなっていない。
この事実を目で見て理解されたことが、
その後の変化を大きく後押しすることになりました。
毎日の積み重ねが、体の感覚を変えていく
中心を理解する体勢を取り、
ズレを感じたら、その都度中心に戻す。
その繰り返しを、毎日続けていただきました。
すると回数を重ねるごとに、
ズレのない状態で保てる時間が、少しずつ増えていったそうです。
特別なことをしているわけではありません。
体が「良いバランス」を覚えていったのです。
トレーニングではなく、日常の動きを整える
取り組んでいただいたのは、
いわゆる筋トレやストレッチではありません。
体のねじれグセを見直し、
日常の動きの中でバランスを整えていくことです。
ねじれグセを理解し、
これまでうまく動かせていなかった関節が動くようになると、
動きそのものはとてもシンプルになります。
少し独特な体勢になるため、
最初は思わず笑ってしまう場面もありました。
実際にYさんも、笑いながら歩かれていたのが印象的です。
感覚のズレに気づくことが、変化の入り口になる
側弯症の方も、そうでない方と同じように、
「真っ直ぐではない状態を、真っ直ぐだと感じている」ことがあります。
この感覚のズレがあるままでは、
体はすでに整っているつもりで動いてしまうため、
変化が起こりにくくなります。
実際に、これまで諦めかけていた状態から変化が見られた受講生の方々も、
受講前はこの「感覚のズレ」を見直すことに取り組んでおられませんでした。

だからこそ、
自分の体をどう感じているのかを見直すことが、
変化への大きなきっかけになると感じています。
もちろん、「治る」と言い切ることはできません。
けれど、
体の感じ方が変わることで、状態が変わっていく可能性は、確かにあります。
体が整った状態で過ごす時間が増えていくと
整った状態で日常を過ごす時間が増えるにつれて、
体そのものが少しずつ変わっていきました。
現在は、
長く立っていると足のむくみを感じることはあるものの、
肩こりや背中の痛み、右脚の違和感は気にならなくなってきているとのことです。
見た目の印象も、
ぱっと見ただけでは側弯しているようには見えなくなってきました。
そして先日のレッスンでは、
「ウエストの左右差が無くなってきたし、ふくらはぎも細くなってきたんです!」
と、とても嬉しそうにお話ししてくださいました。
以前は左右で異なっていた体のバランスが、
少しずつ変わってきていることをご自身でも実感されているようでした。
健康診断での変化
ある日こんなお話も聞かせてくださいました。
「学校の健康診断で、側弯症が治りかけていると言われて、
病院に行くようにという紙ももらわなかったんです」
と、安堵した表情でお話ししてくださいました。
「もし手術なんて言われたら絶対に嫌です」
という言葉からは、
これまでの不安と、変わりたいという強い思いが伝わってきました。
※Yさんご本人の経過であり、同様の変化をお約束するものではありません。
体の状態や変化の現れ方には個人差があります。
目で見た変化が、自信へとつながる
レッスンのはじめに、
1ヶ月前の姿勢と比較してみると、
はっきりと分かる変化がありました。
それを見たYさんは、
「わぁ!すご〜い!」
と、ご自身の変化を素直に喜ばれていました。
その姿が、とても印象に残っています。
なぜ、ビフォーアフターだけでは変わり続けられないのか
側弯症に関する情報の中で、
よく見かけるのがビフォーアフターの写真です。
実際に、見た目が大きく変わることはあります。
私のレッスンでも、
その場で姿勢が大きく変わることは珍しくありません。
けれど、ここで大切なのは、
その状態を日常で維持できるかどうかです。
実際の変化については、
これまでにご紹介している症例記事でも詳しく掲載しています。
▶側弯症による体のねじれや姿勢の変化については、こちらの記事でもご紹介しています。
▶パーソナルレッスンを通して見られた変化については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
「変えてもらう」変化と「自分で整える」変化の違い
ビフォーアフターの変化は、
指導する側が手を加えることで、より大きく見せることもできます。
けれどそれは、
言い換えると「こちら側が体を作っている状態」です。
その場では整っても、
ご本人の中に感覚として残っていなければ、
どうやってその状態に戻せばいいのかが分からなくなります。
それでは、日常の中で整えることはできません。
なぜ、ストレッチだけでは戻ってしまうのか
これまでに、
「この筋肉が硬いから体が歪む」
と説明を受け、その箇所を伸ばすストレッチに取り組んできた方もいらっしゃいます。
実際にストレッチをすると、
一時的に筋肉がゆるみ、立ちやすくなることもあります。
けれど、その状態は長くは続きません。
しばらく日常生活を送っているうちに、
また元の状態に戻ってしまうのです。
本当の原因はどこにあるのか
私が見ているのは、
「筋肉が硬いこと」そのものではありません。
筋肉が硬くならざるを得ないバランスで、
日常の動きを繰り返していること。
こちらに原因があると考えています。
だから、元に戻ってしまう
原因となっている動きやバランスが変わらないまま、
筋肉だけをゆるめても、
体はまた同じ使い方に戻り、
同じように筋肉を硬くしていきます。
つまり、
「結果」に対してアプローチしている限り、
変化は一時的なものにとどまってしまうのです。
自分で変えていくための環境
私は、歪みが強い側弯症の方であっても、
あえてオンラインでレッスンを行っています。
直接手を加えない環境だからこそ、
ご自身の感覚を頼りに体と向き合うことになります。
それは一見遠回りのようでいて、
「自分で整えられる体」をつくるためには、最も確かな方法です。
維持できるかどうかを分けるもの
では、何がその違いを生むのか。
それが「感覚」です。
自分の体がどうなっているのかを、
自分の感覚として理解できているかどうか。
ここが伴っていないと、
整った状態を再現することも、維持することもできません。
逆に言えば、
感覚として理解できたとき、
体は無理なくその状態を選べるようになります。
だからこそ、届けたいもの
これまで、側弯症のビフォーアフターの変化は、
すでにいくつもご紹介してきました。
だからこそ今、私が大切にしたいのは、
その先にある「日常の変化」です。
実際に取り組まれた方が、
どのように体と向き合い、
どんな変化を感じていったのか。
その過程や実感こそが、
これから取り組もうとする方にとって、
本当に必要なヒントになると感じています。

体の変化だけでなく、
その過程や日常の変化については、
他の受講生のケースでもご紹介しています。
見た目の変化だけでなく、
その状態が日常でどう続いているのかにも、ぜひ注目してみてください。
体は、写真を撮る瞬間だけで過ごしているわけではありません。
日常の中でどのように使われているかが、その後の状態を大きく左右します。
ご自身の状態と重ねながら、
参考にしていただけたらと思います。
変化が加速する瞬間
これまでの経験から、はっきりと言えることがあります。
体の変化を実感し、
「変われる」と感じた瞬間から、
変化のスピードは一気に上がります。
これからの変化へ
Yさんは、まさにその段階に入られました。
これからどのように変わっていかれるのか、
私もとても楽しみにしています。
【Information】
■パーソナル・ボディリコンディショニングコース
7月4日(土)8:00に
9月スタートの5期生の募集を開始します。
体を整える方法を増やすのではなく、
自分で整えられる体を育てていく1年間のコースです。
定員制のため、募集を行わない期や、募集開始後に満席となる場合があります。
▶︎コース詳細・お申込みはこちら
YURUKU®についてさらに知りたい方へ
■体が整わない理由
姿勢や歩き方を整えようとしても体が変わらないのはなぜか。
その理由を、日常の動きにある「ねじれグセ」という視点から解説しています。

■ 講座・コース案内
姿勢や歩き方の「ねじれグセ」を整え、
体本来のバランスを取り戻していくための講座・コースをご案内しています。

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