あぐらの疑問|体に良いのか悪いのか検証

あぐらは脚が歪みます

私Norikoの脚で実験

あぐらを組むと脚がどのように変化するのか、私Norikoの脚で実験しました。

あぐらの実験は、3年半前にも行いましたが、その時は座ったままで時間の経過とともに脚がねじれていく様子を写真に撮り、検証記事を投稿しました。

今回は、脚のねじれだけでなく姿勢がどう変わるのかをお見せするために動画に撮りました。
画像はその動画を切り取ったものです。

向かって左は私のいつもの脚で、向かって右はあぐらを組んだ後、いつものバランスに戻さずに、あぐら後のバランスで立ち、そのまま膝を伸ばした脚です。

両脚の隙間が広がり、両肩が上がり、踵を揃えているのに内くるぶしがくっつかなくなりました。

横向きの姿勢の変化です。

画像の向かって左端が、いつもの姿勢です。
真ん中の写真は、あぐらを組んだ後のもので、脚の変化に体をゆだねているのですが、膝関節のねじれにより、脱力していると膝が曲がったままになりました。

向かって右端の写真は、脚がねじれたまま膝を伸ばした時のものです。
一見、姿勢が良さげに見えますが、前のめりで立っているので、前太ももと脛に負荷がかかり、体が反るため呼吸が浅くなっているのを感じました。

私があぐらを組むとこんな感じです。
applewatchで時間を計って実験しました。

あぐら検証動画はこちらです。

3年半前の実験結果

この画像は、3年半前のものです。

この時は、右脚だけ(向かって左)あぐらの形を取り、時間の経過とともに脚がどのように歪むのか実験しました。

画像の通り、脚が時間の経過とともにどんどんねじれていき、100呼吸でつま先が外に倒れてしまいました。

当時、頚椎症による激痛に悩まれていた受講生Yさんが、この結果に驚かれ、あぐらを組むことを止めた上で、講座で学んだことを復習したら痛みが無くなったとご報告を頂いたお話も投稿しました。

今回また、あぐらの検証記事を書くことにしたのには理由があります。 

それは、オンライン・パーソナルレッスン受講生Nさんが、「あぐらを組むのを止めたら、腕のしびれが無くなりました!」と、ご報告くださったからです。 

この後、YさんとNさんがどのような状態だったのか、いただいたメッセージとともにご紹介します。

あぐらを止め不調が改善した受講生

あぐらを止めたら腕のしびれが無くなった!

Nさんは、パーソナルレッスンで、腕のねじれを取っても脚のねじれを取っても、顎を歪ませるクセを解消させても、右腕のしびれが取れないと嘆いておられた方です。

ところがある日、頻繁にあぐらを組んでいることに気づかれ、さらに、足首のねじれを解消させる取り組みをしているのにも関わらず、あぐらで座っている時の足首がおもいっきりねじれているのを上から見て慄かれ、その日からあぐらを組むことを止めました。

その上で、レッスンで学んだことを続けていたら、腕のしびれが無くなり、ハムストリングのダルさ・肩のこり・首の後ろの痛みまで解消し、朝起き抜けの腰痛も随分楽になり、足首の大切さを痛感したそうです。

次のレッスンでお体を拝見すると、なかなかに手強かった右脚のねじれがかなり緩和し、全身のバランスがとても良くなっていました。

不調を改善させたくてレッスンを受講されているのに、整えても整えてもあぐらを組むことで元のねじれた状態に戻してしまっていたということです。

Nさんから頂いたメッセージ

パーソナルレッスンを続けてきて、ようやく椅子に座ったり立ったりする時に足下を見ながらゆっくりと動くことが習慣になってきたなぁと思い始めたころ、インフルエンザに罹り、文字通り5日間寝込んでいました。
ずーっと横になっていました。

やっと起き上がれるようになり日常生活が戻ってきたものの、また無意識で座ったり立ったりしてしまっていました。

ハムストリングのダルさが出てきて、あ!「忘れてた!」と気づいたのです。
パーソナルレッスンを始めた当初の1番辛い不調がハムストリングのダルさです。

椅子に座る立てるを気をつける生活を続けて、ハムストリングのダルさがほぼ抜けていたけれど、元の習慣に戻ってまたダルさが出てきたのです。

それと同時に何も気にせず椅子に座る時は、ほとんどあぐらをかいていることに気づきました。
地べたに座る時もあぐらをかいています。

そういえば、パーソナルレッスンを始める前は座っている時は9割あぐらだったことに気づきました。

レッスンでは、ずーっと足首の角度を意識してきたので、あぐらをかいているときの足首の角度に改めてええーっと驚きました。

あぐらをかいている時は、ほぼ右足が下で右足首は外側にぐりんと捻れて、足の裏は上向き、床(椅子)に足の甲が付いた状態です。

しばらくその状態で座って立ち上がる時には、股関節が外れたような痛みを感じることもありました。

すごい捻れ状態で座っていることに気づき、ヒエーっと思って、座る立てるの動作を改めて意識し始め、セルフケアを続けているうちにハムストリングのダルさはなくなってきました。

他にも直接ケアをしたわけではないので、そういえばと気づいた不調が腕のしびれです。
ずっと腕の外側から小指までしびれて辛かったのが、気にならなくなっていました。

肩こりも楽になりました。
あと、頭を後ろに倒すと首の後ろに激痛を感じていたのですが、それもなくなり、、
あと、(次々出てくる 笑)起き抜けの腰痛が楽になりました。

目が覚めたとき痛くて起き上がれず這うように布団から出ていたのが、軽やかまではいきませんが、だいぶスムーズに起きることができるようになりました。

足首って大事~と改めて実感しております。

先生に、どうやって身体が捻れていくのかのお話をコンコンとしていただいているので、あぐらをかいている時の足首を見て寒くなりました。

しかもその状態で数時間座ったままパソコン作業してたなんて、、気づけてほんとによかったです。

あぐらを止めたら首の痛みが無くなった!

3年半前にブログでご紹介した受講生Yさんは、手術前検査まで受けておられたほどの頚椎症による痛みがあった方。

左首・左肩・左腕に激痛がありとても悩んでおられ、メッセージでご相談頂いたこともあります。

私は「治る」なんて言えないので、手術は最終手段と考え、やれることはやって頂きたいというような返信をした記憶があります。

そうしたやり取りの後、講座(現在のトータルバランス姿勢・歩き方講座)にご参加くだいました。

そんなYさんは、床に座っている時はもちろん、椅子に座っている時まで、あぐらを組んでおられました。 
しかも、太ももに足を乗せる結跏趺坐(ケッカフザ…パドマーサナ)でもよく座っていたそうです。 

なぜなら、あぐらの姿勢が体に良いと思っておられたからです。

合蹠(ガッセキ…バッダコナーサナ)のポーズで両膝が床につけられるし、 結跏趺坐もできるということで、あぐらは得意な方だったわけです。


あぐらは体に良いと思っていたし得意だったとあれば、あぐらで脚が歪む検証記事にはかなり驚かれたことでしょう。

Yさんも、あぐらを組むのを止めた上で、講座でお伝えした美脚法に取り組まれ、「3年悩んだ首の痛み3日で無くなった!」とご報告くださったのです。 

Yさんから頂いたメッセージ

3年前にご紹介したYさんからのメッセージです。

夜分遅くにすいません。
お久しぶりです。こんばんは。

どうしても、またまた伝えたい事があって、嬉しくて嬉しくてメッセージを書きます。

首から肩こり腕周り(左側)。
頚椎症で頸椎5番6番の軟骨が減っている。
胸椎3番すべり症。側弯症。などで、寝ても覚めても上半身左側の不調にて、昨年12月25日に先生にメッセージを送り、手術を考えるほど悩んでいることを書いてます。

それから、美腕・呼吸講座を習いました。
痛みの緩和はしたものの、スッキリすることなく半年経ちましたが、あきらめることなく、ユルク以外のことはせず、無料動画を見て復習したり、ユルクと出会ってから9か月が経ちました。

で、先日胡坐(あぐら)は脚が歪みますの投稿から、胡坐をやめて股関節を中心に下半身を重点的に。(今まで左側上半身の痛みから上半身を中心にケアしてました)
上半身は、ごくごく軽めに。

タオルを使って股関節を緩めるケアは、あまりしてなかったです。
骨盤周りを緩めるケアを習ってから、股関節のケアをやめてました。

それを復活し、股関節・骨盤・美脚・ハムストリング・O脚・火おこしを3日くらい緩くキッチリやったら、なんと!!!!!
左側上半身が!!!!!完治!!!!!

よく、肩は足からきてます。とか、骨盤の歪みからです。とか、左側が痛い時は右側が歪んでいるから。とか、、、色々聞きますし…
それでも、激痛でどうにか痛みを和らげたい時に、痛い部分を放っておいて下半身を…って、なかなか勇気の出ないことなんですけど…

胡坐の記事をキッカケに、もう一度、鏡の前で裸になり、脚の形をよくよく観察すると、左側の脚は右側より、ふくらはぎが外側に出ていました。
なので、更に下半身中心でも、更に左側の下半身を重点的に。

そしたら、本当に。
あの左側上半身の腕の激痛、肩こり、首こり、肋骨の痛み。
3年間悩んできた痛みが3日で、うんともすんとも痛くない!!!!

それでも、介護職…
ハードな仕事なので、また痛くなったら…と、恐る恐るですが…
それでも、1週間経ちますが、今のところ痛み無しです。
痛みが無いって、こんなにも素敵な1日が過ごせるのか…と。

毎回毎回ユルクには驚きの連続!!です。
痛みで困ってる方、諦めないで欲しいです!!
ユルクまたまた大好きすぎになりました!!!

開発してくださった、ノリコ先生
本当に心から感謝しております。

この日から半年後に新たに講座を受講下さったYさんは、「あれから痛みが出ていないんです!」と、おっしゃっていました。

また、太ももがスッキリし細身のデニムが穿けるようになったととても喜んでおられました。

脚がねじれることによる不調

Nさんは腕のしびれやハムストリングのダルさが解消、Yさんは首・肩・腕の痛みが解消しました。
ではなぜ、脚のねじれによりそうした不調が起きていたのか、考えられることをこの後書いていきます。

脚がねじれると首が引っ張られる

横向きの姿勢の変化を再度ご覧ください。  

あぐらで脚がねじれると、腰が前にズレ真っすぐに立てなくなります。 
その影響で肩が内旋し(二の腕が内向きにねじれる・肩が巻く)、腕が体の前方に移動するとともに、 鎖骨も肋骨も本来の位置では無くなり、それらに付着している頭部や首の筋肉が、頭を前方下向きに引っ張ってくるようになるため、首が前に倒れてしまいます。 

このように、脚が歪むと頭の位置が良い位置に定まらなくなります。

そして、脚のねじれは脚だけの不調にとどまらず、首・肩・腕・背中・腰のコリや痛みなど、全身様々な箇所に不調を引き起こしてしまいます。

私たちの体の土台は足。機能的な美脚になることは非常に大切なことなのです。

なぜ腕がしびれていたのか

脚のねじれが、腕のしびれとどう関係しているのでしょうか。

腕のしびれについて、過去記事にかなり詳しく書いていますので、そちらも是非お読みください。 

上の記事でお伝えしている通り、腕の神経は、頸椎(首の骨)に付着する首を動かす筋肉である前斜角筋と中斜角筋の隙間(斜角筋間隙)、鎖骨と肋骨の隙間(肋鎖間隙)、小胸筋と肋骨の隙間(小胸筋間隙)を通っています。

Nさんは、あぐらを組むたびに、肩が内旋し、鎖骨や肋骨の位置が悪くなり首が倒れ、上記のいずれかの隙間が狭くなり腕の神経が圧迫されてしまっていたのだと考えられます。

なぜハムストリングがダルくなっていたのか

また、Nさんはハムストリングのダルさも解消したとのことでした。

ハムストリングは、太ももの後ろの筋肉です。
内側にある半腱様筋・半膜様筋、外側にある大腿二頭筋(長頭・短頭)の総称です。

ハムストリングは、膝の屈曲・股関節の伸展の際に使われていますが、それ以外に、内側の半腱様筋と半膜様筋は膝の関節を内旋(膝下を内側にひねる)、外側の大腿二頭筋は膝の関節を外旋(外側にひねる)させる動きで使われます。

こちらのあぐらを組む女性の脛と足首をご覧ください。

脛が地面の方向に向くぐらいに膝関節で外旋しており、さらに足裏が天井を向くぐらいに底屈・内転・回外してしまっています。

こんなにも膝関節や足関節でひねった状態で、修正することなく過ごしていると、ハムストリング・ふくらはぎの筋肉はカチカチに緊張してしまいます。

こうした脚のねじれは、股関節痛・膝痛・足首痛・むくみの原因にもなります。

Nさんのハムストリングがダルくなっていたのは、膝関節のねじれでハムストリングが絶えず緊張し、むくみもあったのだと考えられます。

なぜ頚椎症による痛みがあったのか

頚椎症とは、首の骨が変形して首の脊髄や神経根が圧迫されることによって様々な症状や障害が現れる疾患で、ほとんどの場合、片側だけに症状が表れるそうです。

Yさんも、片側の左側だけに症状が表れていました。

頸椎(首の骨)は7個あり、それぞれの骨に、肋骨・鎖骨・頭部・肩甲骨に繋がる多くの筋肉が付着しています。

片側だけ椎間板が潰れてしまうのは、背骨のねじれが関係しているはずです。
Yさんの背骨のねじれを作っていたのが、あぐらを組むことだったのだと私は考えます。

足の裏を合わせる合蹠を除き、あぐらは左右どちらかの足が上になる形で組みます。

すると、脚のねじれ方に左右差が出てきます。
脚のねじれ方に左右差が出ると、骨盤もねじれる方向に歪みます。
骨盤の中心にある仙骨は背骨と繋がっているので、体が勝手に背骨をねじることでバランスを取ります。

背骨にひねりが加わった上に、頭は前方下向きに引っ張られている…となると、ひねりと引っ張りによる圧が強く加わった側の骨の隙間が狭くなり椎間板が圧迫されたのではないかと考えられるのです。

Yさんは、両脚の太ももに足を乗せる、負荷の高い結跏趺坐もよくされていたようなので、痛みが取れなかったのだと思われます。

あぐらを組んだらダメ?

長い歴史のある瞑想やヨガ※もあぐらを組むため、あぐらは脚がねじれるというお話に戸惑われた方もおられることでしょう。
(※ヨガでは安楽座(スカーサナ)と言って、通常のあぐらと形は似ていても少し異なります。)

あぐらを組む理由は、あぐらが膝に負担がかかりにくく楽であり、呼吸が整い集中できるからだと言われています。

床での座り方には、あぐらの他に正座・長座・横座り・ペタンコ座りなどがあります。

これらの座り方の中では、あぐらが一番体に負担がかかりにくいのは事実です。

床での正しい座り方について

日本では、正座が正しい座り方だと言われていますが、そう言われるようになったのは江戸時代からということをご存知でしたか?

第3代将軍(在職1623年ー1651年)徳川家光により正座が奨励されるまでは、あぐらが正しい姿勢だったそうで、目上の人の前でもあぐらを組んでいたのだとか。 

一方、正座のように両膝を揃える座り方は「危座(キザ)」と呼ばれ、罪人に苦痛を与える座り方でした。 

現代では、キザは「跪座」と書き、踵の上に坐骨を乗せる座り方のことを指します。


家光が正座を奨励するまでは、両膝を揃える座り方は武士にとって屈辱的な姿勢だったようです。 

家光がなぜ正座を奨励したのかというと、家臣の謀反を恐れ、すぐに立ち上がれないようにして服従させるためです。 
 
その後、江戸時代中期に畳が登場したことで、庶民にも正座が広まったと言われています。 
 
そして、正しい座り方を「危座」と呼ぶのはよろしくないということで、明治時代に「正座」と改称されたそうです。 

正しい姿勢(正座)は、危ない姿勢(危座)だったなんて衝撃ですよね!

そんなことを言ってたら、床に座れないじゃない!」と言われそうですが、良いバランスを体で理解出来ていたら、危険な座り方になりにくいし、立ち上がった瞬間にすぐにまた良いバランスに戻せるので、長時間でなければ問題ないのです。

時々記事に登場させている私の夫(60歳)は、姿勢と歩き方を見直す前はそれはそれは酷い腰痛持ちで、ヘルニアで椎間板が潰れているとの診断で手術を勧められていました。

彼もYさんのように、以前も今も、合蹠結跏趺坐も余裕ででき、合蹠のまま上体を前に倒すことだって難なくできます。

あぐらが上手にできても、以前の彼は腰の痛みで長く歩けず、毎週整体院に通って湿布やコルセットが手放せませんでした。
でも今の彼は、20kmほど歩いても不調が起きず、15年近く整体院に行っていません。

「股関節が開けば健康!」のように思われがちで、あぐらが上手に組めるように頑張る人は少なくありません。

私も、反り腰で股関節が内旋した下半身太りの頃、結跏趺坐で座れたので、股関節が柔らかいから良いと勘違いしていました。

でも実は、膝関節と足関節をねじることで、股関節の開きにくさを補っていたんだなと今はわかります。

長い距離を歩けるように全身のバランスをより良くしていったら、股関節は勝手に動きやすくなるのだということも実感しています。

その順序を間違え、全身のバランスが良くない状態であぐらが組めるようにと股関節を広げることを頑張ってしまうと、歩きづらいねじれた脚に仕上がる可能性が高いのです。

電車も車も家電も無かった時代の人たちは、長時間座ったままということがなかったでしょうし、生活の中で楽に力が出せる体の使い方も、楽に遠くまで行ける歩き方も自然に身についていたでしょうから、座り方で不調が起きるということがあまりなかったことでしょう。

ですが、私たち現代人は、便利な道具や乗り物やサービスに助けられて、あまり動かなくても生活ができてしまうので、NさんやYさんのように座り方の影響をモロに受けて、その座り方が不調の原因になってしまうこともあり得るのです。

そのため、警鐘を鳴らしているのです。

座る姿勢は立ち姿勢ですでに決まっている

画像の女性は、骨盤が後傾し股関節も開いておらず、足首が強くねじれています。

このようなバランスでは、良い呼吸も良い動きもできません。

かと言って、このバランスから無理をして骨盤を起こしたり、膝を地面に付けようとすることは危険なことなので、瞑想をするにもヨガをするにも、骨盤が起こせるようにヨガブロックや椅子を使いお尻の位置を足より高くして座り、足首は伸ばしっぱなしにせず軽く曲げておいて頂きたく思います。

また、こちらの画像の女性は、背骨がねじれて軸がズレてしまっています。

瞑想やヨガで大切にされている、頭頂部(第7)から会陰(第1)にかけてのチャクラの位置もズレてしまいます。

座っている時の姿勢は、立っている時の姿勢がどのようなものかですでに決まっているので、立っている時も軸がズレているはずです。

その立っている姿勢を見直さずに、床から浮いている方の膝を床につける努力などすることは危険なことなのでやめてください。

脚の歪みが気になっている方、不調があり改善させたい方は、良いバランスを体で理解するまでは、可能ならば脚がねじれる座り方は避けてください。

どうしても床に座らなければならない時は、前述のようにクッションやヨガブロックなどを使いお尻の位置を足よりも高くし足首を曲げ、長時間座りっぱなしにならないようにすることと、立ち上がる前に両足の踵をくっつけた跪坐になり足首をしっかり曲げるようにし、大切な脚(leg)・足(foot)を守ってください。

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