最新のレッスンから|体を動かさずに、立ち姿が変わった
先日のレッスンで、興味深い変化がありました。
今回行ったのは、脳からの指令を意識し、
実際に身体を動かすことなく、ねじれを調整する練習です。
セルフケアのように身体を揺らしたり、
トレーニングのように関節を動かしたりすることはありません。
では、どのように行うのでしょうか。
身体の状態に合わせて、脳からの指令を変える
私たちの身体は、脳からの指令によって動いています。
指令の出し方が変われば、身体の動き方も変わります。
身体地図の書き換えを進める中で、
最近は、脳からの指令を意識する練習も行っています。
この練習では、実際に身体を動かすのではなく、
頭の中で動きをイメージします。
身体の反応を確認しながら、
イメージの中で動かす強度を少しずつ上げていきます。

人は皆、自分自身の身体地図を持っており、
それを基準にして脳からの指令を出し、身体を動かしています。
そのため、
身体の使い方を変えようとして実際に動いても、
これまでの身体地図に基づいた指令が働き、
かえって上手くいかないことがあります。
あえて身体を動かさず、
脳からの指令の出し方を変えることに集中すると、
実際の動きに引っ張られることなく、
指令そのものに意識を向けることができます。
身体を動かす前に、身体を動かすための指令に目を向ける。
これが、今回のアプローチの大切なポイントです。
イメージする動きや、どの体勢で行うかは、
その方のねじれグセによって異なります。
まず身体のねじれを観察し、
どのようなクセがその状態につながっているのかを読み取ります。
その上で、身体地図をお渡しするのと同じように、
生徒さんのお体の状態に合わせて、
どのような動きを、どのようにイメージすればよいのかをご提案します。
言葉で動きを説明するだけではありません。
生徒さんご自身が頭の中で具体的な映像を描けるよう、
イメージの仕方も一緒に確認していきます。
着目したのは仙骨
この練習法を考案したのには、理由があります。
レッスンを重ねても、
背骨のねじれが取れにくい方がいらっしゃいます。
そうした方へのアプローチとして着目したのが、仙骨の位置です。
仙骨の位置に左右差がある場合、
その周辺の筋肉にも左右で異なる緊張が生じていると考えられます。
今回の練習では、脳からの指令を変えることで、
身体のねじれを解消することを目指しました。
その結果、周辺の筋肉の緊張が解け、
仙骨の位置にも変化が生じたのではないかと考えています。
身体を外から動かして整えるのではなく、
身体を動かす指令の出し方に着目したアプローチです。
後ろ姿だけでなく、横姿にも変化が
下の写真は、仙骨の調整を行った後、
そのバランスを維持するためのイメージをお伝えし、
歩き回っていただいた直後に撮影したものです。


ご本人に、良い姿勢を目指して立っていただいたわけではありません。
それでも、後ろ姿だけでなく、
横から見た立ち姿にも変化が見られました。
ところが、ご本人には、
良くなっているという実感がありませんでした。
ビフォーアフターの写真をご覧になったとき、
「わぁ~!!!別人!!!」
と、おっしゃったのです。
後日、こんなメッセージもいただきました。

今回の調整は、少し独特な体勢で行いました。
Nさんも「なんでこんな体勢?」と思われていたほどです(笑)。
もちろん、その体勢にも理由があります。
ただし、
調整をすれば良い状態が続く、ということではありません。
調整は、あくまでも良いバランスを知るためのものです。
自分の身体がどのようなバランスにあると動きやすいのか。
その感覚を知らなければ、
日常生活の中で自分から再現することは難しいからです。
調整で体感したバランスを、
調整に頼らず自分で再現できるようになるための練習が大切になります。
目指しているのは、調整を繰り返すことではなく、
調整をしなくても良いバランスを保てるようになることです。
レッスンで行ったことを忘れず、
ご自身でも実践していただけるように、練習動画をお渡ししています。
一度変化が起きたことを、まぐれで終わらせない。
そのための動画です。
同じイメージ練習を体験された生徒さんからも
今回ご紹介したNさんとは別の生徒さんからも、
イメージによる身体の変化について、ご感想をいただいています。
Tさんからは、こんなご感想をいただいています。
頭でイメージして、その向きを変えることができるなんて、とても不思議な感じですが、
ノリコ先生の言うように、頭でイメージしながら、動いたら、
姿勢が変わっているし、いつもの癖が改善されているので、驚きでした。
Eさんからは、こんなご感想をいただいています。
今日もイメージだけで身体のバランスが変わってびっくり&自分に期待することができて嬉しかったです
とてもわかりやすくイメージの仕方、身体の使い方を教えていただけたので、
あとは私がそれを意識して生活するだけなんだ!と思えましたあまり難しく考えず、楽を探して過ごしてみます!
ありがとうございました!
お二人とも、実際に身体を動かすことだけが、
身体を変えるきっかけになるわけではないことを、
レッスンを通して実感されています。
イメージの仕方を知ることで、
その気づきを日常生活にもつなげていかれています。
身体を動かすことだけが、身体を変える方法ではない
私が大切にしているのは、
その方の身体に何が起きているのかを理解することです。
ねじれの状態も、日常の身体の使い方も、一人ひとり異なります。
今回のように、
実際に身体を動かさず、脳からの指令を意識する練習も、
そうした観察から生まれたアプローチの一つです。
身体を動かすことだけが、身体を変える方法ではありません。
そして、レッスンで体感した良いバランスを、
ご自身でも日常生活の中で再現できるようになることが大切です。
身体は、誰かに整えてもらい続けるものではなく、
自分の感覚を育てながら、自分で整えていけるもの。
そんな身体づくりを、これからもお伝えしていきます。
【Information】
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1月スタート9期生 11/7(土)募集開始
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